骨董屋『硝子堂』には呪物を愛する魔女がいる――
羽金 理(はがね ただし)は、亡くなった祖母の遺品整理で
骨の欠片が入った奇妙な巾着を見つけた。
それから毎晩、耳鳴りと「かえせ」という声に悩まされた理は
呪物を専門に扱う魔女がいるという噂を聞きつけ、
骨董屋『硝子堂』に足を踏み入れることに。
出迎えたのは代理店主の烏真 翡翠(からすま ひすい)と
コマという吸血鬼を名乗る青年だった。
しり込みしながらも理は呪物について相談を持ち掛け――。
ちょっぴり怖くてちょっぴりポップな現代オカルトファンタジー!