

『新登美高校の残念美形』こと森之宮一樹は『エルフ愛』が過ぎるあまりにただの変態として周囲に認知されていた。
そんな彼が在籍するクラスにある日、どう見てもエルフにしか見えない女の子・エディットが担任の先生として赴任してきて、クラスは阿鼻叫喚の地獄絵図になる
――かと思いきや、
「私はエルフじゃありません!ルッキズムはダメです!断固拒否!」とエディットが訴え、一樹は一樹で、「先生はエルフじゃない!むしろ冒涜的な存在だ!」と罵倒し、クラス一同の困惑をよそになぜか二人は意気投合する。
ただ一点、『将来』のことを除いて――。
『安心してください!俺が貴方を立派なエルフに育ててせます!』
本人の意思は関係ない!というか聞こえてない!!
エルフ狂信者が無意識エルフを導く、これは少し回り道で不器用な、自己肯定と運命の愛の物語――。